一方で、金融資産を保有していない世帯を含む、50代の平均貯蓄額と中央値は以下の通りです。
- 平均貯蓄額:1194万円
- 中央値:600万円
中央値とは、貯蓄額を少ない順、あるいは大きい順に並べた時、全体の真ん中に位置する値を示しています。
平均値は、一部の極端に貯蓄が多い人の値に影響されるため、値が大きくなりがちです。中央値の方が実態に即した値と言えます。
平均貯蓄額はいずれも1000万円超える結果となっていますが、金融資産を保有していない世帯を含んだ方の中央値は600万円となっています。
さらに金融資産を保有していない世帯を含む結果のうち、金融資産を保有していないと回答した世帯が21.8%、つまり5世帯に1世帯が「貯蓄がない」と回答しています。
貯蓄が増えず、この金額のままで老後生活を迎えるのは、少し不安ではありますね。
定年前の50代、今すぐ資産運用をスタートするメリット
老後の資産運用について、定年後に考える人もいるでしょう。
「退職金が入ったタイミングで、その時に考えればいいや・・・」と思っていませんか。
大切な問題を考えないで先送りしてしまうと、実際に大きな金額を受け取ったタイミングで間違った判断をしてしまう可能性もあります。
例えば退職金2000万円受け取ったので、勧められた投資信託を購入した・・・などなど。これは本当に正しい選択なのでしょうか。
退職金は「人生100年時代」を生きる大切な生活資金です。下手に投資に充てて減らしてしまうと元も子もありません。
そのため、退職金を運用する場合は、事前に皆さんの資産運用をスタートさせておき、軌道に乗せておく必要があります。