2000万円は最低限の生活を営む上で必要となる資金です。
個々の生活状況やライフスタイルを考えると、豊かな老後生活を送る上でも、公務員も会社員も関係なく、老後に向けて対策をしておく必要があると言えそうです。
自分なりの老後対策を
ひとえに老後対策を取ろうと言われても、何から手を付けて良いか分からない人も多いかと思います。
老後対策と言えば、まずは貯蓄、そして年金保険の活用、投資信託や株、国の制度であるつみたてニーサやイデコを思い浮かべる人が多いとは思いますが、あくまでこれらは手段です。
まずは自分がどのような老後を過ごしたいかイメージして、具体的にいくら必要か、確認する作業が必要です。
例えば、老後の生活費は現役時代の7割と言われています。これも個々の状況次第で変わってくる数字です。
多趣味な人であれば、現役時代より時間もありますから、よりいっそう趣味に打ち込むことでお金がかかる人もいるでしょう。
生活水準もライフスタイルもそれぞれ異なる訳ですから、それぞれに合った老後の生活費を把握しておくことが必要だということです。
まとめにかえて
皆さんの目指す老後の姿は具体的にイメージ出来ているでしょうか。
登る山を決めないことには、適切な登山ルートを導き出すことはできません。
また安心して登るためには適切なガイド役も必要です。
これを機会に皆さんも是非、登る山も一緒に考えてくれるような、お金のガイド役に相談してみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 内閣官房「退職手当の支給状況(令和元年分)」
- 総務省「令和2年給与・定員等の調査結果等/給与等の比較/5 退職手当の支給状況 都道府県・政令指定都市」
- 厚生労働省「平成30年就労条件総合調査 結果の概況(一時金・年金)の支給実態」
- 金融庁「第21回市場ワーキング・グループ厚生労働省提出資料」
- 谷口裕梨「会社員と国家公務員の退職金、本当はいくら違うか」(LIMO)
- マネイロ「資産運用はじめてガイド」
佐藤 雄基