会社員の退職金はいくらか
次に会社員の退職金を見ていきましょう。
厚生労働省の「平成30年就労条件総合調査 結果の概況(一時金・年金)の支給実態」より、定年で受け取る退職金の平均受給額を学歴別で見ていきます。
大学・大学院卒(管理・事務・技術職)
- 定年:1983万円
高校卒(管理・事務・技術職)
- 定年:1618万円
高校卒(現業職)
- 定年:1159万年
大学卒・大学院卒でも平均受給額が2000万円を超えていません。公務員と差が生じている状況がわかりますね。
ではここで大学・大学院卒の平均受給額の推移を見てみましょう。
定年退職者1人平均退職給付額の推移 大学・大学院卒(管理・事務・技術職)
- 平成14年:2499万円
- 平成19年:2280万円
- 平成24年:1941万円
- 平成29年:1983万円
平成19年までは退職金額が2000万円を超えています。2000万円を下回ったのは、確認できた資料の中ですが、平成24年以降からです。
相対的にみると、民間よりも公務員の方が退職金は多いということが言えそうです。