2月は受験シーズンということで、受験を終えたご家庭や新年度に向けて心新たにスタートしたご家庭も多いのではないでしょうか。大学や高校受験はもちろん、最近では中学受験するご家庭も多く、たくさんの小学生が親御さんたちのサポートを受けながら日夜勉強に励んでいるようです。
そんな中学受験ですが「塾代は小学4年生からトータル200万円、300万円かかるらしい」などと都市伝説のようにささやかれています。一般的なご家庭ではその金額の高さに「子供が勉強をするしないの前にその資金が無理」と考えてしまうのではないでしょうか。多額の費用がかかる中学受験。挑むためには必ずしも高年収の必要があるのでしょうか。
年収1000万円家庭にみる教育費とその他のバランス
株式会社ファルボは、2020年12月に「世帯年収別の中学受験にかかる補助学習費実態調査 」を発表しました。調査では私立中学に通う家庭の約52%が、世帯年収1,000万円以上という調査結果を公表しています。やはり、多くの方がいわゆる「高収入」に該当する中学受験家庭。調査によると家計に占める教育費の割合は6.7%~19.2%となっており、多い家庭では月収の約5分の1を教育費に充てるというウェイトの置き方をしているそうです。
調査では、中学受験を体験したご家庭に実際のマネーデータを見せてもらっており、教育費の内訳やその他の支出金額などを見ることができました。そこには、住宅ローンよりも教育費のほうが高いウェイトを占めるという驚きのデータが掲載されていました。