退職金2,000万円以上の人の割合は?

上記から公務員は国家公務員、地方公務員ともに定年退職の場合は平均して2,000万円ほどの退職金を受け取れるということが分かってきました。平均ということなのでそれ以下の人もそれ以上の人もいるかとは思いますが、2,000万円以上貰える人の割合は一体どのくらいなのでしょうか。

先ほどの内閣人事局「平成30年度退職者に関する退職手当の支給状況」から国家公務員の定年退職者に焦点を当ててみていきましょう。定年退職者(常勤職員の場合)の退職金別の人数は下記の通りとなっています。

・1,000万円未満:195人
・1,000万円以上1,500万円未満:526人
・1,500万円以上2,000万円未満:4,792人
・2,000万円以上2,500万円未満:6,290人
・2,500万円以上3,000万円未満:1,147人
・3,000万円以上4,000万円未満:53人
・4,000万円以上5,000万円未満:63人
・5,000万円以上6,000万円未満:10人
・6,000万円以上:25人

これを見る限り、やはり一番多い層は2,000万円以上2,500万円未満の層となっており、次いで1,500万円以上2000万円未満、2,500万円以上3,000万円未満となっています。数は少ないですが、3,000万円以上の退職金を受給している人も一定数いることが分かります。この中で2,000万円以上の退職金を受給している人は合計7,588人おり、全体人数13,101人の約58%となっています。