まとめにかえて

ここまで退職金額を見てきましたが、職歴・学歴・勤務年数などによって大きく変わることが確認できました。

「退職金が期待できそうだ!」という人もいるでしょうし、逆に「もらえそうにないな」という人、状況は様々だと思います。

今もらえそうだと安心しても、今後の社会情勢が変化して退職金が支給されなくなる可能性もあります。

事実、退職金制度が無い企業が増えています。現在まで退職金として会社が積み立てたお金が急にゼロになる可能性は少ないにしても、今もらっている人と同じ水準がもらえるとは限りません。

自分自身の退職金に不安を感じた場合は、気づいた時から老後資金準備することをオススメします。

将来を見据えた上で、現役で働けるうちにお金をしっかり増やしておくのは、誰にとっても共通の課題です。

退職まで時間があるうちにコツコツと積み立てていくようにすると良いでしょう。

効率よく老後資金の準備をするために、お金に働いてもらう資産運用を検討してみてはいかがでしょうか。

資産運用は時間をかけて運用することでリターンが安定してきます。短期間にお金を預けて利益を出そうとせず、毎月少額からのつみたて投資で時間をかけて運用するようにしましょう。

運用初心者でも取り組みやすいイデコやつみたてニーサといった非課税制度もあります。

資産運用に迷った時は、セミナーに参加したり、資産運用のプロに相談したりしてみてください。

最近では来店しなくてもオンラインでセミナーや相談会を行っている会社もあります。気軽に参加する事が出来ます。

若い世代の方には、退職金や老後の話しは遠い将来のように感じるかもしれませんが、将来の為に資産運用のプロのアドバイスを取り入れた上で、今から準備を始めることをおすすめします。

参考資料

遠藤 勝弘