人員配置が手厚い
筆者は様々な老人ホームで勤務経験がありますが、働きやすさとしては、高級老人ホームがダントツであると断言できます。
理由は人員配置が手厚いということ。
有料老人ホームの場合、要介護者3人に対して1人以上の看護・介護職員が対応することが最低基準となっています。これを要介護者2人に1人以上の職員などにしていくと「介護が手厚い」ということになります。
職員を増やせば人件費がかかりますので、手厚い介護が受けられる分、費用が高くなるわけですね。
「食費」で差がつく
人生の楽しみの1つといってもよいのが食事。有料老人ホームでは施設ごとにこだわりながら食事を提供しています。
働く側の私も社食や検食(毒見のようなもの)として食べることもありますが、これが美味しい。特に高級老人ホームと言われる施設では、常時メニューが2.3種類ありそこから選べたりするんです。注文をしてから調理スタッフが調理してくれるなど、まさにレストランのようです。
逆に一般的な値段の老人ホームでは給食事業に委託しており施設では「温めるのみ」といったスタイルをとるところも少なくありません。
どちらが高額になるかは一目瞭然といえるでしょう。
経営母体ならではの特色が出やすい
有料老人ホームは民間の大企業が運営していることも多いです。その観点からみると、「経営母体がしっかりしている」という点は高級老人ホームの魅力の1つかもしれませんね。
さらにいうと、運営母体によって施設内の細かな部分にも特徴が表れます。
例えば、某電力会社が経営している施設の設備はオール電化の設備が整っている、といった具合ですね。