「無職高齢者世帯」の貯蓄事情

70代以上の貯蓄の現状を確認したところで、次は「60歳以上・無職高齢者」という区切りで、その状況を見ていきます。

先の「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2019年(令和元年)平均結果-(二人以上の世帯)」によると、60歳以上・無職世帯の貯蓄現在高は、以下のように、4年連続で減少しています。

  • 2014年・・・2372万円
  • 2015年・・・2430万円
  • 2016年・・・2363万円
  • 2017年・・・2348万円
  • 2018年・・・2280万円
  • 2019年・・・2244万円

では、2019年の貯蓄現在高である「2244万円」の中身ものぞいてみましょう。