元信金職員が伝授、住宅ローンとの上手な付き合い方

Aleksei Morozov/iStock

コロナ禍で、住宅ローンの返済に苦しむ人が多いと聞きます。

「テレワークで残業代が無くなり、住宅ローンの返済計画が崩れてしまった」、「売上が低迷して生活費が確保できない」など、コロナ禍の影響を受けて、家計に深刻な影響が出ていることが想像できます。

一方、「テレワークで通勤の必要がないので、郊外に家を買いました」、「都心駅近のマンションが、お得に手に入るチャンス!」など、この状況を好機ととらえ、憧れの持ち家生活をスタートさせた人もいるようです。

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いずれにしても、「持ち家の人」、「これから持ち家を検討する人」が避けて通れないのが、「住宅ローン」です。

住宅ローンは、一度組むと長く付き合っていかなければならず、注意すべき点もたくさんあります。ローンを組む時は、慎重に検討しなければいけません。

私は大学卒業後、信用金庫での勤務経験があり、FPの資格を持つファイナンシャルアドバイザーとして、多くの方のファイナンシャルプラニングに関わってきました。

そこで今回は、住宅ローンとの上手な付き合い方について、見ていきたいと思います。

住宅ローンは予想より多くなる

住宅ローンは一度組むと、毎月の期日に必ず返済しなければなりません。1日たりとも遅れることは許されません。

そのため、住宅ローンを組む際は、自分が必ず返済できる金額かを冷静に検討する必要があります。

特に注意すべきは、住宅を購入する際、「物件の費用」イコール「住宅ローンの実行金額」とはならないケースです。

例えば、不動産業者に支払う手数料、物件の登記費用、抵当権設定費用、司法書士に支払う報酬、住宅ローンの保証料、印紙代など、住宅ローンを初めて組む人には分かりづらい諸費用が、たくさん必要となります。

この金額は、金融機関や融資額にもよりますが、100万円以上かかる人も決して少なくありません。

この諸費用を融資金額に組み込むと、実際の物件金額よりも融資額が多くなります。自己資金がなく、諸費用を融資額に組み込まざるをえない人は、特に注意が必要です。

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執筆者
谷口 裕梨

同志社大学卒。大学卒業後、京都中央信用金庫で投資信託や生命保険などを活用した資産運用アドバイス、相続相談、融資、為替業務などに従事。その後は福知山市役所で主に中小企業支援などに携わる。現在はこれまでの金融商品の知識を生かし、個人向け資産運用のサポート業務を行う。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などを保有。