どうしても返せなくなったら

住宅ローンの返済が難しくなったという人は、延滞する前に必ず金融機関に連絡し、相談しましょう。

1日でも延滞してしまうと、債務者の信用に傷が付いてしまうのです。

金融機関に相談すると、住宅ローンの毎月の返済額を減額してくれたり、元金の返済をストップして利息だけの返済に切り替えるなどの「条件変更」措置を取ってくれるでしょう。

ただし、一度住宅ローンを条件変更すると、変動金利の場合は金利が上がる、条件変更手数料がかかる、などのデメリットがあります。金融機関から、しっかりとした説明を受けて判断してください。

また、一度条件を変更し「リ・スケジュール」された融資は、半年に1回、あるいは1年に1回、正常返済に戻すための確認が必要になるため、金融機関との手続きが必要となります。

正常返済に戻せない限りは、条件変更手数料が都度必要となるケースもあります。住宅ローンを組む時は、様々なケースを想定し、無理のない金額で設定することが重要です。

FPとしては、住宅ローンを組むときは、同時進行で貯蓄を増やすよう資産運用を始めることをおすすめします。万が一の時の住宅ローン返済資金と生活資金を確保するためです。

銀行預金では、うまく増えないので、保険商品や投資信託など、効率的に増やす金融商品を検討してください。