一部例外としては、みずほ銀行での取引状況に応じて、みずほマイレージクラブのSステージの判定を受けると、2021年1月18日以降の口座開設でも通帳繰越時の手数料を無料にすることができます(新規発行には手数料がかかります)。

みずほ銀行に以前から口座を持っていたら?

一方、すでにみずほ銀行で口座を保有している方を含む、2021年1月17日以前に口座開設が完了している方は、紙通帳有料化の対象外です。

仮に、紙通帳の有料化が実施される2021年1月18日以降に通帳の最終ページがいっぱいになってしまっても、無料で新しい通帳に繰り越すことができます。つまり今現在、みずほ銀行の紙の通帳を使っている方は、今後も安心して紙の通帳を利用できるようです。

ただし、毎年1月末時点で1年間以上通帳への記帳をされていない口座は、自動的に「みずほe-口座」への移行となるので注意が必要です。

「みずほe-口座」と紙通帳では何が変わる?

みずほ銀行では、紙通帳の有料化と「みずほe-口座」によるデジタル通帳を推し進めることによって、紙の通帳にかかる印紙代や人件費など、年間数十億円のコストが削減できると見込んでいます。

では、銀行の利用者にとって、デジタル通帳を使うとどのような変化があるのでしょうか。

1つ目は、銀行窓口やATMに行かずとも、自宅のパソコンやスマホで口座の入出金や残高が確認できる点。「みずほe-口座」では紙の通帳の代わりに、最大10年間分の取引明細をオンライン上(みずほダイレクト通帳)で確認することが可能です。