2つ目は、物理的な通帳の保管が必要なくなるため、盗難や紛失の心配がなくなるという点です。どこに保管しようか、どうやって廃棄しようか困ったことがある方は、便利に感じられるのではないでしょうか。
そして3つ目は、紙を使わなくなるので環境にやさしいという点です。1つ1つの通帳はさほど大きなものではありませんが、みずほ銀行の口座開設だけでも年間80万件弱あると言われており、これらの紙の利用を削減できるというのも大切なポイントと言えそうです。
まとめ
本記事では、みずほ銀行が2021年1月18日以降実施する、紙通帳の有料化についてお伝えしました。今回の動きは、あくまで2021年1月18日以降にみずほ銀行で新たに口座を開設した方が対象なので、それよりも前に口座開設が完了している方は、今まで通り紙通帳が使えることになっています。
一方、三井住友銀行では2021年4月1日より紙通帳の有料化が始まる予定ですが、こちらは紙通帳1冊ごとに手数料がかかるのではなく、年間手数料として毎年対象口座からの自動引き落としになります。銀行によっても手数料のかかり方が異なるので注意しましょう。
今後ほかの銀行でもこのような動きは広がっていく可能性があるので、これを機に自分自身のライフスタイルに照らし合わせて紙通帳の必要性をあらためて考えてみるのもいいかもしれませんね。
参考資料
- 「ecoで便利な生活を始めよう!みずほ銀行の通帳レス」(みずほ銀行)
- 「みずほ銀行、紙の通帳に手数料 印鑑・書類も削減へ」(日本経済新聞)
- 「よくあるご質問 No4171」(三井住友銀行)
タナカ チアキ