国家公務員の平均給与はいくらか
続いて国家公務員についてみていきたいと思います。
人事院勧告の「令和2年(2020年)国家公務員給与等実態調査」によると、国家公務員の平均給与月額は一般行政職員等で40万8868円(諸手当含む)となり、諸手当を含まない平均俸給額は32万7564円です。
国家公務員の場合は職員の職種によって平均給与額が異なります。
例えば同じ行政職でも技能・労務職員は32万8862円(諸手当含む)に対し、航空管制官、特許庁の審査官等は44万6847円(諸手当含む)となり、月給で10万円以上の差があります。地方公務員も自治体によって月給額が異なるのと同様に、国家公務員も職種によって月給額が大きく異なることがわかります。
お金持ちになるかどうかは私たちの準備次第
ここまで民間企業と公務員の月給額を比較してきましたが、もちろん公務員の中でも堅実に貯蓄をしている人と贅沢に給与を使っている人など、様々です。
月給が多いと貯蓄に回すお金が増えますので無理なく貯蓄ができそうですが、独身なのか家族持ちなのかによって毎月の出費がかわってくるため、一概に月給が多い人がたくさん貯蓄をしているとは言えません。
そのため、私たちの準備次第で、老後お金にゆとりを持って暮らしていけるかどうかが決まるとも言えます。
毎月あまり貯蓄に回せない、という人は、一気にお金を増やすことが難しいからこそ、長い時間を掛けて増やしていく努力が必要です。
とは言え、最近の銀行預金の金利はほぼ無いに等しいため、今からコツコツ将来のためにお金を増やしていきたいという人は、資産運用の力を上手に活用するといいでしょう。