会社員で貯金1000万円を持つ人は何割いるのか

つぎに前項と同じ総務省の家計調査から、勤労者世帯で貯金1000万円以上をもつ割合をみてみましょう。

  • 40~49歳:平均貯蓄額1101万円/平均負債額1235万円
  • 50~59歳:平均貯蓄額1695万円/平均負債額764万円
  • 60~69歳:平均貯蓄額1956万円/平均負債額213万円
  • 70歳以上:平均貯蓄額1935万円/平均負債額178万円

平均貯蓄額だけをみると、40代以上の世帯からその大台に乗り始める傾向にありますが、貯蓄額-負債額=純貯蓄額と考えると、純貯蓄額が1000万円以上になるのは60歳以上の世帯に集中しているようです。

また、集計世帯数のうち1000万円以上の貯金がある割合は約2割という計算になります。

貯金は基本的にはある日突然落ちてくるものではないので、当たり前ですがそれなりの年数が必要になりますし、逆を言えば時間をかければ目標額に到達することができます。
単純計算した場合1000万円が貯まるまでの年数と貯金額の目安をみてみましょう。

  • 10年=年間100万円/毎月約8.3万円
  • 20年=年間50万円/毎月4.1万円
  • 30年=年間33.3万円/毎月2.7万円

ある程度時間をかければ毎月の貯蓄額が少なくても、1000万円を貯められることが分かります。