高卒の退職金

続きまして、高卒の退職金を詳しく確認していきましょう。区分として管理・事務・技術職と現業職という二つに分かれています。

管理・事務・技術職

  • 定年・・・1618万円
  • 会社都合・・・1969万円
  • 自己都合・・・1079万円
  • 早期優遇・・・2094万円

現業職

  • 定年・・・1159万円
  • 会社都合・・・1118万円
  • 自己都合・・・686万円
  • 早期優遇・・・1459万円

管理・事務・技術職と現業職の間では退職事由に関わらず大きな差があることが分かります。
続いて勤続年数別で確認していきましょう。

勤続年数別退職金(管理・事務・技術職)

  • 20~24年・・・525万円
  • 25~29年・・・745万円
  • 30~34年・・・928万円
  • 35年以上・・・1954万円

勤続年数別退職金(現業職)

  • 20~24年・・・421万円
  • 25~29年・・・610万円
  • 30~34年・・・814万円
  • 35年以上・・・1629万円

今回の調査で大卒と高卒では退職事由や勤続年数に関わらず、退職金に大きな違いがあることが分かります。
また勤続年数が増えれば、退職金が増えていきます。

自分の会社の退職金制度を知るには

自社の退職金制度について「よくわからない」という方は意外と多いようです。

まず退職金制度の有無については、賃金規則や就業規則を確認してみましょう。

退職金制度がある場合は明示されており、退職金規定には、支払日や支払われる金額など退職金に関わる決まりが書かれています。

ただ、規定は会社の経営状態や社会情勢によって変更されることもありますので、退職金規定が変更されるたびにチェックするようにしましょう。

もし退職金制度に社員の負担がある場合は、給与明細の確定給付掛金や退職金掛金、企業年金掛け金といった項目をチェックしてみてください。

上記のような方法で調べることができない場合は、人事や総務などの管理部に問い合わせてみましょう。