なお、医薬品株では、菅政権の目玉政策の1つである不妊治療支援が加速する期待感で富士製薬工業(4554)が堅調に推移し、あすか製薬(4514)は再び年初来高値を更新しています。
日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄
- 第一三共(4568)
- アステラス製薬(4503)
- KDDI(9433)
多くの主力株が値を下げる中、とりわけ、トヨタ自動車(7203)を始めとする自動車株が売られ、マツダ(7261)が▲6%超安へ急落し、日産自動車(7201)も▲5%安に迫る急落となりました。
また、ハイテク株では再び精密機器株も大幅下落となり、ニコン(7731)が一時▲8%弱安へ急落し、カシオ計算機(6952)も▲5%超安の急落、キヤノン(7751)やコニカミノルタ(4902)も大幅下落となっています。
その他では、Go To トラベルで大阪と札幌出発分が自粛を迫られたことを受け、西日本旅客鉄道(9021)と東海旅客鉄道(9022)が急落し、東日本旅客鉄道(9020)も大幅安となったことが目を引きました。
さらに、日本航空(9201)も大幅安となりましたが、大規模な増資実施報道が流れたANAホールディングス(9202)は小幅安に止まりました。
葛西 裕一