「国家公務員」のお給料事情

さいごは、国家公務員についてみていきましょう。

人事院勧告の「令和2年(2020年)国家公務員給与等実態調査」によると、国家公務員の平均給与月額(※)は以下の通りとなっています。

全職員・・・41万6,203円*平均年齢42.9歳

なお、先述の地方公務員の月給と比較するため、一般行政職の月給を挙げておきましょう。

一般行政職員等・・・40万8,868円*平均年齢43.2歳

用語の解説

●「平均給与月額)とは
俸給と諸手当(地域手当、広域移動手当、俸給の特別調整額、本府省業務調整手当、扶養手当、住居手当、単身赴任手当(基礎額)、寒冷地手当、特地勤務手当等)の合計額。ただし、特殊勤務手当や通勤手当、超過勤務手当などの実費弁償的または実績支給である給与は含まない。

さいごに

今回は、公務員の給与について、民間企業の会社員のお給料事情と比較しながら見ていきました。

会社員の平均給与は「諸手当込み」のものなので、正確に比較することはできません。とはいえ、諸手当を抜いた公務員の平均給与は、会社員の平均給与(月額に換算した場合)の金額を超えています。今回ご紹介したデータを見る限り、公務員のほうが会社員より「若干高めである」という認識は、間違ってはいないのかもしれません。

【参考】

「令和元年分 民間給与実態統計調査」国税庁
「令和元年 賃金構造基本統計調査」厚生労働省
「平成31年 地方公務員給与の実態」総務省
「令和2年 国家公務員給与等実態調査」人事院勧告
「生涯年収がもっとも高いのは公務員?それとも大企業の正社員?」LIMO

LIMO編集部