民間企業の給与は、企業の規模によっても差があります。厚生労働省の「令和元年(2019年)賃金構造基本統計調査」より、企業規模別の平均給与を追っていきます。
企業規模別の会社員の平均給与
<男性>
- 大企業:38万300円 平均年齢42.9歳 勤続年数15.6年
- 中企業:32万3,200円 平均年齢43.5歳 勤続年数13.3年
- 小企業:29万7,100円 平均年齢45.6歳 勤続年数11.8年
<女性>
- 大企業:27万900円 平均年齢40.5歳 勤続年数10.3年
- 中企業:24万8,100円 平均年齢42.0歳 勤続年数9.7年
- 小企業:22万8,700円 平均年齢43.1歳 勤続年数9.2年
用語の解説
●「企業規模」とは
「調査労働者の属する企業の全常用労働者数の規模」を指します。
常用労働者 1,000人以上を「大企業」、100~999人を「中企業」、10~99人を「小企業」に区分しています。●「賃金」とは
「賃金」は「6月分の所定内給与額」を意味します。
「所定内給与額」とは、労働契約等であらかじめ定められている支給条件、算定方法により6月分として支給された現金給与額(きまって支給する現金給与額)のうち、超過労働給与額(①時間外勤務手当、②深夜勤務手当、③休日出勤手当、④宿日直手当、⑤交替手当として支給される給与をいう)を差し引いた額で、所得税等を控除する前の額とします。
民間会社員のお給料事情について見たところで、次は公務員について見ていきます。