一般家庭と比べ、生活水準はどのくらい違うの?

総務省「家計調査 家計収支の概況(二人以上の世帯)」によると、二人以上世帯の消費支出の平均は1ヶ月293,379円。月収60~110万円ともなると、かなり余裕のある生活が送れそうな印象ではないでしょうか。
では、一般家庭と比較したとき、高所得世帯とはどのくらい生活水準の差があるのかみていきましょう。総務省統計局「家計調査 貯蓄・負債編」のデータから、1ヶ月の収入と支出を平均的な年収の家庭と比べてみます。

【年収1000~1250万円世帯】※すべて平均
消費支出:423,606円
食料費:93,587円
外食:21,854円
教育:26,582円
教養娯楽:49,048円

【年収400~450万円世帯】※すべて平均
※()内は1000~1250万円世帯との比較
消費支出:259,574円(61.2%)
食料費:70,265円(75.0%)
外食:9,818円(44.9%)
教育:5,259円(19.7%)
教養娯楽:24,612円(50.1%)

高年収世帯と一般家庭を比較すると、外食や教養娯楽、教育費などに出費を割く余裕がみられるようです。同様に、1000万円世帯から2000万円世帯に年収がアップした際も、これらの出費が増えるものと予想されます。とくに教育面での差は大きく、授業料・補習教育ともに高年収世帯のほうが出費も多く、私立への進学や塾などにお金をかけている様子がみてとれるのではないでしょうか。