夢はあるけれど…身の丈にあった生活を

誰しもが憧れる、年収1000万円・年収2000万円といった高給取りの生活。しかし一方で、年収1000万円に達すると児童手当や高校無償化といった制度の対象外になってしまうなど、支援を受けられないケースも多々出てきます。とくに年収1000万円ラインは支援制度面から損をしやすいともいわれ、メリットばかりというわけでもないようです。

もちろん、年収が高くなれば生活に余裕が生まれ、住まいや教育にもお金をかけやすくなるでしょう。しかし1000万円世帯が2000万円同様の暮らしをしていたら生活が破綻してしまうように、どんな年収であれ身の丈にあった生活が大切です。夢の高給取りを目指しつつ、しっかり足元は固めておきましょう。

【参照】
国税庁「令和元年分民間給与実態統計調査
総務省統計局「家計調査 家計収支の概況(二人以上の世帯)
総務省統計局「家計調査 貯蓄・負債編 -2019年(令和元年)平均結果-(二人以上の世帯)」1世帯当たり1か月間の収入と支出 7-1貯蓄・純貯蓄・負債現在高階級,年間収入階級別

古谷 梨子