友人の「ポイ活」はどんどんエスカレート。ランチに行くにも「モニターで安くなるから」と電車を乗り継いでいかなければならない場所に連れていかれたり、一緒にいるときにCさんがドラッグストアでハンドクリームを買おうとしたら、友人が何食わぬ顔で自分のポイントカードをレジの人に渡したり…。
「とにかく生活や行動の基準がすべて『ポイント』。私までポイントに振り回されているような気分になってしまい、ついつい彼女とは疎遠になってしまいました」
今ではすっかりその友人と連絡を取ることもなくなった、というCさん。
「本当に気の合ういい友人だったのに、まさかポイントごときで友情に亀裂が入るとは思いませんでしたね」と苦笑することしきりでした。
まとめ
最近はワンクリックでポイントが貯まったり、アンケートに回答するだけでポイントが貯まったり、とゲーム感覚でポイントが貯まるシステムも増えています。楽しく適度にポイ活をする分にはいいのですが、周りの人に迷惑をかけたり、ポイントを貯めることばかりに重きをおいたりしてしまうのはNG。
「有効期限」があるポイントを貯めることに躍起になってしまったばかりに、有効期限のない「信頼」や「友情」を失ってしまうのはいただけません。ポイ活は、ほどほどに。
大中 千景