毎朝のLINEでも「みんな今日も買い物行くけど? A以外の人、何買ってくればいい?」という聞き方をするようになったり、「私のことが信用できないから頼めないんだよね」とチクリと言うようになったり…。

「グループの空気を乱したくなかったのですが、『ついで』の買い物と言いながら、頼まなければ露骨に不機嫌になるのっておかしい、と思い、彼女とは距離を取ることにしました」

結局Aさんは正直に事情を話し、LINEグループから退会。後日、Aさんは別の友人からこんな話を聞きます。

「あの人、毎朝『御用聞き』してたじゃない? あれ、自分が代わりに買い物をしてポイントを稼ぎたかっただけみたい。ポイント5倍デーのときに、誰も買い物を頼まなかったら『今日ポイント5倍なのに!』と怒り出しちゃって…」

以来、他の友人もその彼女とはなんとなく疎遠になったそう。

「友人との仲を壊すくらい、ポイ活って魅力的なんですかねぇ」とAさんはため息交じりにつぶやきました。

「ポイント」に友人を奪われた…

続いてご紹介するのは、主婦Cさんのお話。Cさんの古くからの友人も「ポイ活」にはまったひとり。

「彼女は『隙間時間を利用して1カ月2万円は稼げる』と豪語していましたが、はたから見ている分には、どう見ても『隙間時間』ではありませんでした…」

その友人は情報収集のために、常にTwitterやInstagramなどのSNSをチェック。Cさんとランチをしているときでもお構いなしにスマホをいじっています。「聞くと、四六時中スマホをいじっているから家事がおろそかになっている様子。『情報収集に忙しくて、つい夜更かししちゃう』と語る彼女の肌が荒れていたのが気になりました」