自営業者の年金受給額

自営業やフリーランスの場合公的年金は、国民年金だけとなります。

日本年金機構の「令和2年4月分からの年金額等について」によると、令和2年4月分(6月15日支払い分)からの受給額は月額65,141円。夫婦二人でも月額130,282円なので、生命保険文化センターの調査による最低日常生活費の22.1万円より少なくなります。老後生活を安心して過ごせる金額ではありません。

ただ、国民年金は終身でもらえます。人生100年時代を迎えつつある中、老後30年で考えると国民年金は夫婦二人で約4,690万円(130,282円×12カ月×30年)もらえるので、まずはきちんと保険料を納めることが大切です。

会社員の年金受給額

会社員は厚生年金保険に加入しているので、国民年金に厚生年金の受給額が上乗せされます。厚生年金の支給額は、所得と納付期間によって異なりますが、夫婦二人の老齢基礎年金(国民年金)を含む標準的な年金額は月額220,724円ですから、最低日常生活費をほぼ公的年金で賄える計算になります。