還暦定年60代、貯金1000万円で老後に不安はないか

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生命保険文化センターによる「令和元年度 生活保障に関する調査」によると、想定される将来にライフイベントで最も重要なライフイベントは何かを尋ねると「老後生活の充実」が34.9%で最も高く、次いで「子供の教育費」22.1%、「就労・再就職・転職・独立開業」9.8%、「趣味の充実」8.7%、「結婚・再婚」8.0%の順になったことがわかりました。

このようにみると、老後についての関心の高さが伺える結果となっています。

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一方、老後生活に対する不安の有無では「不安感あり」が84・4%と8割を超える方が老後生活に関する不安を抱えていることも分かります。

今回は還暦であり定年を迎え、老後に対する関心がピークになるのが60代ではないでしょうか。では貯金1000万円で老後が乗り切れるのか確認してみましょう。

60代は貯金をいくら持っているのか

金融広報中央委員による「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和元年調査結果」から今の60代の貯蓄額をみてみましょう。

金融資産保有世帯の場合

  • 平均:2203万円
  • 中央値:1200万円

内訳

  • 預貯金:946万円
  • 保険:679万円
  • 有価証券:512万円

金融資産を保有していない世帯を含む場合

  • 平均:1635万円
  • 中央値:650万円

内訳

  • 預貯金:702万円
  • 保険:504万円
  • 有価証券:381万円

貯蓄額とは、現金として保有する預貯金の他に保険や有価証券なども含まれたものとなります。

また平均値は金融資産を多く保有している方に影響されるため数値は歪んでしまいますが、中央値は少ない方から並べたときにちょうど真ん中にくる数値であり、現状を反映しやすいといえます。

金融資産を保有している世帯と保有していない世帯も含めた結果では、平均値、中央値ともに約半分に減っています。

では1000万円以上金融資産を保有しているのはどのくらいの割合なのでしょうか。

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三輪 文
  • 三輪 文
  • ファイナンシャルアドバイザー

二級ファイナンシャル・プラニング技能士(FP2級)。はたらく世代の資産運用サポート促進のためのマネーセミナーで登壇多数。二種外務員や保険募集人資格を短期間で取得。生命保険から投資信託までの幅広い金融商品を活用し、総合的な視点からライプラニングや資産運用アドバイスを行う。また、中学生から芸能活動をスタートし、役者やラジオパーソナリティ、モデルなどとして幅広く活動。フリーランスなどの経験と女性の視点も併せて資産運用の初心者にでも分かりやすくお金の話を伝えることに努力している。