実際に、筆者の両親も近くの大型病院の施設を確認して、万が一の時にはどの病院に行くべきか…といったことを2人で話し合っていました。
おわりに~コロナ禍でも生活充実度を高めるコツとは?
現在、新型コロナウイルスの感染拡大によって、私たちの生活様式は大きな変化を強いられており、今後どのように収束していくのかはいまだ不透明です。ある程度の不安を抱えながらの生活が続いていきますが、そんな中でも自分が納得できる生活スタイルを模索してみると、生活の満足度も高まるかもしれません。
同調査の中で、60~70代の人に対し「今のご自身の生活充実度は何点(自己採点)ですか」と聞いたところ、平均は68.7点でした。
そのうち平均点を超える70点以上の点数を付けた人は、「老後の備えとしての金融資産と資産運用」「健康意識の高さと運動」「生きがい(趣味、人とのつながり)」の3項目において、行動を起こしている傾向が高いことが明らかになっています。
コロナ禍はシニア世代をはじめ、すべての人の生活に影響を及ぼしていますが、不安や心配事ばかりに囚われずに、健康やお金に関する情報を自分から集めてみたり、今できることから行動してみることが、充実度の高い生活を送るカギになってくるかもしれませんね。
【参考資料】「老後を変える」全国47都道府県大調査2020(メットライフ生命保険株式会社)
川上 俊介