社内不倫というと、遠い世界の話のように感じる方も多いでしょう。しかし、きっかけは案外身近にあるもの。
今回は、社内不倫が始まりやすい職場で起きた、3つのエピソードをご紹介します。あなたの職場と似ている点はないでしょうか?
きっかけは「残業」~残業が多く激務な職場の場合~
「私の同僚Aは、上司と不倫関係になりました。どうやらきっかけは残業だったようです」そう語ってくれたのは、とある証券会社に勤める女性。
「私の部署はもともと残業が多いことで有名でした。しかも、Aは経験が浅くて仕事が進みません。そのため、毎日のように終電間近まで働いていました」はじめは同僚たちも仕事を手伝っていたようですが、ある時からそうではなくなりました。
「部長が『みんなに残ってもらったら悪いから、僕が責任持って手伝うよ』と言って、毎日1人でAの残業に付き合うようになりました。私たちもその方が助かったので、お言葉に甘えて自分の仕事が終わったら帰っていたんです。思えば、あれが始まりだったのかもしれません」
長い残業時間を2人きりで過ごすうちに、いつの間にか家族よりも近い存在になってしまったのか…。Aと部長は不倫関係になったといいます。
「2人は隠しているようでしたが、ちょっとした会話や視線から、不倫をしているのはみんな薄々感じていました。もちろん、奥さんがその事実に気付くのにも時間はかかりませんでしたね」実は、部長の奥さんはこの会社の元社員。Aと部長の関係を怪しんだ同僚が奥さんに連絡したことで、不倫が発覚したそう。
「結局、部長が選んだのは奥さん。Aは多額の慰謝料を請求されましたが、『二度と関わらない』という約束で免除してもらい、会社を辞めました。今はどうしているのやら…」