収入はどのくらい?

同白書によると、60歳以上の1か月の収入(配偶者と同居している場合は、夫婦の収入の合計)の平均額は、「10万円~20万円未満(年額では120万円~240万円未満)」が30.9%で最も多く、次いで、「20万円~30万円未満(年額では240万円~360万円未満)」の25.8%となっています。

収入の種類としては「公的年金や恩給」の87.3%、「仕事による収入」の41.0%が主なもので、60歳以上の人の約半数は預貯金を取り崩さずに生活しているという結果でした。

4割近くのシニアは仕事をしている

全国の60歳以上の男女で、「収入のある仕事をしている」人の割合は37.3%です。70歳以降は減るものの、それでも70歳~74歳未満男性で41.7%、女性で35.5%。いずれも5年前(平成28年)の調査から増加傾向にあります。

就業形態は、「パートやアルバイト」34.3%、「自営業や個人事業主など」が33.0%。また、仕事をする理由は、「収入がほしいから」が45.4%、次いで「働くのは体によいから、老化を防ぐから」の23.5%となっています。