なぜ投資は早く始めた方がお得なの?

早いうちからやっておきたい/やっておけばよかったと回答の集まった資産形成・資産運用ですが、その理由は投資と時間の関係性にあります。資産運用には「長期・分散・積立」という原則があり、時間をかけるほど、利子を元本に繰り入れてさらに運用する「複利効果」が高くなる可能性があるからです。

たとえば、100万円のお金を金利5%で1年間預金すると、1年後には元利で105万円になります。この105万円を再び金利5%で預金すると1年後に110万円ではなく、 110万2500円になります。この2500円は、利子である5万円についた利子です。複利は利子を元本に組み入れて運用するので、長期になるほど有利となります。

現在の普通預金の金利は0.001%、定期預金でも0.01%程度であることを考えると、銀行に預けるだけでは資産はほとんど増えませんが、運用の場合は10年、20年という長期間継続することにより、複利の効果が大きくなる可能性があります。

また、前述の同調査によると、資産形成・資産運用を始める時期については、「独身時代」「結婚時」までの時期を回答した人が8割超(82.4%)となっています。

《資産形成・資産運用を始めるのがよいと思うタイミング》

・独身時代(50.8%)
・結婚時(31.6%)
・子どもの就学時(6.1%)
・出産時(2.5%)
・子どもの入園時(0.8%)
・その他(8.3%)
独身時代から結婚時点までの期間が、資産形成・資産運用を始めたり、家計管理を見直したりするチャンスであると多くの人が考えているようです。比較的、収入を自分自身でコントロールしやすい時期でもあり、資産運用をスタートさせやすい時期だと考えられているようです。