株価は今、バブルなのか? 4つの条件で株式市場を検証する

一部の銘柄はバブルの匂いが強く、市場全体としてもバブルか否かの判断は微妙である、と筆者(塚崎公義)は考えています。

通常のバブルとは異なるが・・・

株価がファンダメンタルズから大きく乖離(かいり)しています。美人投票の世界である株式市場において金融緩和が相当大規模な株高をもたらしている、ということのようです。これはバブルなのでしょうか。難しい判断ですが、考えてみましょう。

ちなみに、一部の銘柄についてはバブルの匂いが強くしていますが、本稿の主要な関心は市場全体として、平均株価がバブルなのか否か、という点にあります。

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通常のバブルは株価が高騰し、いつかは暴落するというものですが、今回はファンダメンタルズが暴落し、株価が高止まりしていることによる乖離です。

もう一つの違いは、仮に今がバブルであったとしても、株価が暴落しない可能性があることです。株価が高止まりしている間に景気が回復してファンダメンタルズが株価に追いつく可能性もあるからです。

そうは言っても、バブルである可能性はあるわけですから、考察してみることに意味はあるはずです。

参考1:日経平均株価の過去10年の推移

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出所:Yahoo!ファイナンス

参考2:NYダウの過去10年の推移

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出所:Yahoo!ファイナンス

参考記事

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塚崎 公義

1981年 東京大学法学部卒業、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行
おもに経済調査関連業務に従事した後、2005年に退職し、久留米大学へ。
現在は久留米大学商学部教授であるが、当サイトへの寄稿は勤務先と関係なく個人として行なっているため、現職は経済評論家と表記したものである。
(近著)
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(雑誌寄稿等)
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