株価は今、バブルなのか? 4つの条件で株式市場を検証する

バブルには2種類ある

バブルというと、誰もが株価が高すぎると知りながらも、「明日は今日よりさらに値上がりするだろうから、今日買って明日売ろう」と考えた強欲な投資家たちが博打に興じている、というイメージを持っている人も多いでしょう。

もっとも、こうしたバブルは今ではほとんどありません。誰もがバブルだと知っているのであれば、政府や中央銀行がバブルを潰すからです。局所的なものとして、せいぜいビットコインがバブル的だった、といったことが例外的に起きているだけでしょう。

最近のバブルは、人々がバブルだと思っていないか、あるいはバブルか否か見極めが付かないけれども、後から考えるとバブルだった、というものです。こうした状況では人々が総じてハッピーなので、政府等がバブル潰しを行おうとすると「バブルだという証拠を示せ」と言われて、断行できないからです。

その意味では、元FRB議長であるグリーンスパン氏の名言、「バブルは崩壊して初めてバブルだとわかる」は最近のバブルの特徴をよく捉えたものだと言えるでしょう。

グリーンスパン氏に判断できないことを筆者ごときが判断しようとしていること自体が僭越ですが、せいぜい考えていることを記しますので、参考にしていただければ幸いです。

ちなみに筆者はバブルか否かの見当を付けるため、4つの条件を決めてそれに状況が適合しているか否かを考察することにしています。

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塚崎 公義

1981年 東京大学法学部卒業、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行
おもに経済調査関連業務に従事した後、2005年に退職し、久留米大学へ。
現在は久留米大学商学部教授であるが、当サイトへの寄稿は勤務先と関係なく個人として行なっているため、現職は経済評論家と表記したものである。
(近著)
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(雑誌寄稿等)
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