湧き出る不安を解消するため、なんとかして学校へ行かせようとする親御さんも多いもの。子供によっては、それが背中を押す力になるかもしれません。しかし、忘れてはならないことは、つねに子供の味方でいること。親が自分の不安に振り回されて、しんどさを感じている子供にさらなるプレッシャーをかけるようなことは、避けなければなりません。

学校に行きたくない、という子供の言葉には、必ず何かしらの欲求が隠されているはず。

小学校1年生ぐらいでは、まだ自分の感情をうまく言葉にできないことも多いものです。ゆったりした雰囲気の時間をつくって、子供の言うことを否定せず、しっかり耳を傾けてあげることが、何よりの“寄り添い”になるのではないでしょうか。

まとめ

当たり前の生活習慣を変える必要にせまられる“ウィズコロナ”の今は、大人にとってもかなりのストレス。ましてや小学1年生、子供の気持ちの揺れ動きを上のきょうだいなどで分かっている家庭でも、今年は特に意識して目を向けてあげるといいのかもしれません。

子供によって個人差はあるでしょう。毎日ひたすら楽しく学校へ通っているというのではれば、それが一番。

ただ、どんな場合であっても、親が子供にとって心のよりどころでいてあげられるよう、気持ちのゆとりを忘れずにいたいですね。

川西 まあさ