休み時間に独りぼっちになっている子がいたとしても、その子自ら行動を起こすか、気の利く子が声をかけてあげるかしかありません。それまで感じなかった孤独を知り、学校に行くのがしんどくなる子もいるのです。
「こういう日もある」と割り切れる子なら心配ありませんが、独りぼっちになったときにどうすればいいかわからず悩んでしまうケースも珍しくありません。
こういった経験を何度もしてきている大人の中には、「自分で乗り越えてこそ生き抜く力がつく」と考える人もいるでしょう。しかし、独りぼっちという状況に直面している子供にとっては、将来の糧になるかどうかなんて知ったことではありません。「学校の休み時間=苦痛な時間」になっているのは他でもない事実。
独りぼっちが嫌で学校にいくのがしんどいと感じている子には、「そんなこと言ってないで学校へ行きなさい!」などと叱咤激励するよりも、「お父さん(お母さん)にも子供の頃そんな事があったなあ」と、同じ目線に立って話をするのがいいかもしれません。
子供の「絶対的味方」として寄り添う
わが子が突然「学校に行くのがしんどい」と言い出したら、親としては「このまま不登校になってしまったらどうしよう」と不安になりますよね。特に1年生の場合、「序盤でつまずいて、これからずっと学校へ行けなくなったら…」と、不安が不安を呼び、負のスパイラルに陥ってしまうことも。