家計とパート給料から貯蓄を捻出する妻

最近パートをはじめたFさん(40代女性)は、夫と小学生の子ども2人と暮らす4人家族。家計を管理するFさんは、老後資金と教育資金を別々にしっかりためていきたいとのことで、複数口座を持っているといいます。

「実は夫に伝えていない貯蓄が600万円あります。結婚前から貯めている口座に250万円、NISAを使って管理しています。家計費から先取り貯金している口座に250万円。あとは余った家計費やパート代、キャッシュレスの支払いなどに使っている口座に100万円。夫にはどの口座にいくらあるか伝えていないですね」

Fさんの夫は「あると安心して使ってしまうタイプ」だといい、結婚当初に貯金額を伝えたところ、30万円ほど使われてしまったことがあるのだとか。現在夫と共有しているのは、学資保険や児童手当のために用意した夫名義の口座残高のみ。

「うちは決してゆとりのある家庭ではないですし、老後のことまで考えると今からしっかり貯めないと心配です。末子が小学校に入ったことをきっかけに、私もパートを始めました。これからペースをあげて貯めていくつもりです」

貯蓄や節約に精を出すFさんですが、不安を常に一人で抱えているような孤独感にさいなまれることもあると肩をおとしました。