筆者の場合、ママ友との会話は、自分の子どもたちから聞いた学校のクラスや先生の雰囲気と、他のママや子どもが感じていることが違うかどうか確認する機会になっていました。

子どもの言うことが大袈裟なケースもあります。他者の話に耳を傾けることで全体像が見えてくるため、ママたちの情報は軽視できないと考えていたのです。

しかし、蓋を開ければ何の問題もなく過ごしています。ママ友との交流はほぼなくなりましたが、大事が起きない限り今の状態でも違和感なく過ごせると感じています。

人間関係を根本的に見直すきっかけに

今年は生活スタイルだけではなく、これまで当たり前と感じていた人間関係の在り方も転換期を迎えつつあります。緊急事態によって垣間見たママ友と自分の考え方の違いは、その後の付き合い方にも影響を及ぼしています。

人と人が直接会って話をすることすら以前と比べ物にならないくらいハードルが高くなっていますが、無理に交際を続ければ心身ともに疲れてしまうこともあるでしょう。筆者自身はママ友と会わなくても何も変わらないのに我ながら驚いています。

今回のコロナ禍は、今まで流れに任せていたママ友付き合いを見直すには良い機会なのかもしれませんね。

中山 まち子