2020年は新型コロナウイルスによって大きな変化の波が突然押し寄せてきました。特に、数人以上での会食を始めとして、人と会うことを控えるようになった方も多いことでしょう。子どものいる家庭では、園行事や学校行事がほとんどなくなったこともあり、ママ友と顔を合わせる機会が激減したと思います。

この半年間で人付き合いが劇的に変わった今、定期的にママ友仲間で集まっていたママたちにどんな心の変化が起きたのでしょうか。

必要のないお付き合いを全て断ち切ったAさん

筆者の身内に、押しに弱く、誘いを断れないAさんがいます。そんなAさんから先日「コロナ禍を契機に不要なお付き合いを全て断ち切ることに成功」という報告が届きました。

お人好しで断ることを苦にするタイプのAさんは、子ども絡みで声を掛けられたママと次々にLINE交換をし、参加しているグループ数があっという間に増加。「今度ランチをしましょう」とグループ内の誰かから誘いがあれば、何かの予定と重ならない限り顔を出しては疲れる…を繰り返していたのです。

もともと外に出るのが好きではないAさんは、「子どものため」と自分に言い聞かせてママ友たちとのお付き合いをしていたこともあり、精神的苦痛を自覚するようになっていました。