対処法その3:エバポレーターを洗浄する

対処法その1で紹介した暖房での乾燥を行っても臭いが消えない場合に考えられる原因は、エバポレーターに汚れやカビがこびりついてしまったということ。どうしようもないように感じられますが、家庭用のエアコンと同様にクリーニングすることもできます。

エバポレーターはアルミでできており、この部品によってエアコン内部が冷却され冷気が出てきます。この部分を専用のクリーナーを使って洗浄することで、イヤな臭いを除去することができます。

エバポレーターは車の中でも結構奥まった場所に取り付けられていることが多く、自分自身で行うことが困難な場合がありますので、その場合はお店に任せることも検討しましょう。例えば、日産では12カ月効果が持続するものを5,500円で施工(作業時間:約15分)してもらえるようです。

対処法その4:芳香剤や消臭剤を置く

カーエアコンに起因する臭いの除去をしたら、車内の臭いが気になってしまうかもしれません。そんな時は芳香剤や消臭剤を車内に置くことで対処することも可能です。エアコンの送風口に取り付けるタイプやシート下のスペースに設置するタイプのものまで、様々なものがカー用品として販売されています。

自分好みの香りのする芳香剤を置くのも一つの方法ですが、他人を乗せた際にその香りを不快に感じてしまう可能性もありますから、注意が必要です。このような場合は、臭いそのものを除去できるタイプの消臭剤を置くのも良いでしょう。

まとめ

カーエアコンは1年を通して活躍する快適装備。日頃のメンテナンスをしっかりとしてイヤな臭いを除去して快適なドライブができるようにしていきたいものですね。

参考

「エアコン洗浄」日産

宇野 源一