お金持ちだけのものではない?「カウンセリング」も手軽になった「ウェルネス産業」の今

コロナパンデミックでは世界中で多くの人が不安を抱えています。コロナ鬱、パニック症、孤独感、今までに感じたことがないネガティブな感情に襲われるなど、先行きが見えない状況が長くなるにつれ、個人差があるにしても、誰もが不安やストレスのレベルが上がってしまっているようです。

前回の記事(※1)では、身体的なウェルネスの大衆化をとりあげました。今回は、精神衛生の取り組みにもデジタルが利用されるようになり、今まで精神的なウェルネスの普及を妨げていた「世間体」という問題を目立たなくさせることで、より多くの人が精神衛生に取り組みやすくなっている現状について取り上げます。

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人々をさらに苦しめる米医療システム

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染者を最も多く出しているアメリカですが、感染者だけではなく失業者数の増加にも収拾がつかない状況です。さらに、先行きの見えない未来、感染恐怖、経済的困難と不安材料が尽きず、鬱やパニック障害などの精神的な症状に苦しむ人も急増しているということです。

米コモンウェルスファンドが2020年3~5月、欧米豪先進国の18歳以上の大人各8,259人を対象に行った調査によると、アメリカでは調査を受けた33%の人が精神的症状に苦しんでいることが分かりました。これに続くのがイギリス とカナダの26%です(※2)

また、その中でも56%のアメリカ人がコロナ禍で失業などの経済的ダメージを受けているということです。

元々医療費が高く、失業=無保険とまさに血も涙もないアメリアの医療システム。パンデミックが与える不安は感染だけではありません。医療保険が充実している日本や他国の人々以上に経済的な困難にも苦しんでいるようです。

参考記事

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アメリカ在住。
アメリカの某大学卒業。専攻は経済学と会計学。日本の大手専門商社にて海外輸出業務に従事した後、アメリカでは大学のアクセシビリティサービスに勤務しアメリカの教育現場に携わる。現在は、アメリカの低所得層の子供達を対象にした学習支援団体に所属し小学生と共に成長中。趣味はピラティス(指導者認定資格取得)と映画鑑賞とスパイ小説(特にDaniel Silva)を読むこと。
Twitter :MikiBright3