為替取引や不動産投資は老後の資産運用に向くのか
定年後には金融商品が限定されている、と言うと、 FX や仮想通貨も資産運用の商品としてあるではないか、というような声もあがります。
しかし、そうした金融商品は「ゼロサムゲーム」と言って長期で資産形成をするのには向いてない金融商品です。トレードで遊ぶ程度であれば決して否定はしませんが、長期的に資産を形成するという意味では向いていない金融商品といえます。
また、不動産投資については、一般的に金融機関から借り入れを行い、いわゆる「レバレッジ」をかけて行う投資であるため、退職後に金融機関から資金を借り入れて不動産投資を行うのは 難しいということがあります。
こうして考えてみると、定年退職後に資産運用しようとする場合には選択肢がかなり限定されているということがおわかりいただけるかと思います。