金銭感覚が合わないために結婚に失敗したり、金銭感覚の乱れによって信頼を失うなど、金銭感覚が人生に与える影響は思った以上に大きいものです。しかし、大人になってから金銭感覚を変えることは大変困難です。子どものうちからしっかりとした金銭感覚を身に付けておくことがとても大切です。

そのためにはどんなことをしたらいいのか、子どものお金教育についてお伝えします。

おこづかいのあげ方

おこづかいはどのようにしてあげていますか?また、金額も気になりますよね。

金融広報中央委員会「子どものくらしとお金に関する調査(第3回)」(2015年度)によると、小学生のおこづかいのあげ方(もらい方)は、低学年では「ときどき」あげるが6割近くとなり、学年が上がるに従って減っていきます。一方で「月に1回」あげるは学年が上がるに従って増えていき、高学年では45%となりトップになります。あげ方にルールができてくるようです(表参照)。

小学生のおこづかいのもらい方(金融広報中央委員会「子どものくらしとお金に関する調査」(第3回)2015年度調査をもとに筆者作成)