おこづかい帳をつける
お金を管理するためには、数字で今いくらあるのか把握できるように、おこづかい帳をつけさせましょう。項目は、入ってきたお金、使ったお金、残ったお金の3項目に日付と何に使ったかを書く欄を設けます(表参照)。
ものの値段を知る
最初は、ものの値段がよくわかりませんから、子どもと一緒に買い物に行くことをおすすめします。そこで、子どもと一緒に値段を確認しながら品物をかごに入れていきます。
また食品棚などを見てまわるだけでも勉強になります。ある程度の年齢になったら、子どもに買い物を任せてみるのもいいですね。1,000円渡して予算内で買ってくるなど、工夫が必要な状況を作ってみるといいでしょう。
このようにものの値段が分かってくると、今までおねだりしていたものの価値が分かってきます。欲しいものを買えばおこづかいが減る、おこづかいが減れば次の欲しいものが買えない、といった当たり前のことを体験で覚えさせましょう。
時には1回のおこづかいでは足りない大きな金額のものを買うために、おこづかいを数カ月分貯めることに挑戦してみるといいでしょう。こうした過程で子どもは欲望をコントロールすることを覚えます。