親の送り迎えが当たり前だった幼稚園・保育園時代から一転、小学校へ上がると子どもたちだけで登校するのが基本となります。近くに友だちがいる場合は、一緒に登校させるという人も多いもの。

防犯の観点から、複数人でまとまって登校させるというケースも少なくありません。しかし、友だちと一緒に登校することで起こる“弊害”があるのも事実。

今回は、友だちのペースに合わせるのか合わせないのか、小学校の登校にまつわるエピソードをご紹介します。

【エピソード1】毎朝、友だちの家で待たされる

入学後すぐに、近所の友だちと一緒に登校する約束をしてきた我が子にホッとするママも多いでしょう。しかしそんな安心も束の間、思いもよらないモヤモヤを抱える日々がやってきた…というケースもあるようです。

Aさん(30歳/小1男児のママ)のケースはというと…。

「同じ幼稚園だった子がいない小学校へ通うため、入学後息子に友だちができるか心配していました。そんな心配をよそに、息子は周りの席の子たちとしっかりコミュニケーションを取り、『来週から毎日○○くんと一緒に学校へ行くんだ』と話してくれました」

入学直後ということもあり、登校時には付き添っていたというAさん。そこで思いもよらない事態と直面することになったのです。