【エピソード2】早めに家を出ても道草に付き合って遅刻

登下校の道のりには発見がたくさん! 大人には意味がないように感じることでも、子どもにとって興味をそそられる対象がいろいろあるのです。

下校時はまだしも、登校のときは時間のリミットが決まっているので、極力道草を食わずに学校にたどり着いてほしいもの。しかし、通学途中でさまざまなことに興味をひかれてしまう友だちと一緒に登校すると、学校へなかなかたどり着けないことも…。

Bさん(32歳/小1女児のママ)の話を聞いてみましょう。

「うちの娘は、小学校へ上がってしばらくしたころから、近所に住む同じクラスの子と一緒に学校へ行くようになりました」

女の子ということもあり心配で、最初は学校までの道のりを我が子と一緒に歩いていたBさん。友だちが一緒に行ってくれるようになり心強く思ったそうです。ところが…。

「娘と私の二人で登校していたときは20分ほどで到着していたのに、友だちも一緒に行くようになってから時間が倍ぐらいかかるようになったんです。同じ時刻に出発しても、登校時間ギリギリでしか到着できなくて」