クレジットカードとかしこく付き合う4つのポイント
クレジットカードを安心して利用するために、不正利用以外にも知っておきたいことをいくつかご紹介していきましょう。
「使い過ぎが怖い…」「お金を持っている感覚がなくなりそう」など、上手に使えるかを心配して、支払いは現金オンリー、という人もいるかと思います。実際のところ、貯蓄や節約を意識したとき、クレジット派と現金派にはどんな違いがあるのでしょうか。
実は、クレジットカードをはじめとした「キャッシュレス派」の方が、「現金派」と比べて貯蓄が多いという傾向もあるようなのです。
株式会社ジェーシービー(JCB)がおこなった『キャッシュレスとデビットカード利用意向に関する実態調査2019』によると、1年間の平均貯蓄増加金額はキャッシュレス派の方が上。その差はなんと2.4倍。貯蓄額に大きく差が出る傾向がある、という結果となっています。
そこで、クレジットカードを賢く付き合い、メリットを生かすために、押さえておきたい4つの注意点をご紹介しましょう。
必要以上のカードを持たない
用途ごとにクレジットカードを使い分けている、という人もいるでしょう。上手な工夫ではありますが、枚数が多すぎる場合は、ちょっと注意が必要かもしれません。
クレジットカードを複数持つと、利用明細も別々になります。利用料金の引き落とし日もバラバラになるため、月の支払総額を把握しづらくなります。その結果、無駄遣いが多くなるということも考えられるでしょう。
クレジットカードは「把握できる範囲の枚数」がちょうどいいかもしれませんね。
ポイントにこだわりすぎない
クレジットカードの大きなウリとして「ポイント」があります。2020年6月までおこなわれていた「キャッシュレス・消費者還元事業」も、このポイント還元率が高いという点を強調していました。
でも、ポイントに執着しすぎるのは危険かもしれません。「ポイントをもらうために買い物をする」という、本末転倒な結果になってしまう可能性があるからです。
「本日ポイント還元2倍!」などというキャッチコピーに踊らされて、不要な買い物をしていませんか?まずはそれが本当に必要なものかを、しっかりと考えましょう。
オートチャージに注意!
電子マネーやスマートフォン決済などの残高が一定額以下になった時、クレジットカードから自動でお金をチャージしてくれるのが「オートチャージ」。電車やバスなどを普段から利用する人にとっては、非常に便利なシステムですよね。
しかし、自動であるがゆえに、いつどのくらいお金が動いたのかが把握しづらくなります。「交通費にしか使わない」場合はあまり心配要らないかもしれませんが、買い物でこれらの決済方法を利用している場合は注意が必要です。
オートチャージを利用する場合は、「電子マネー=クレジットカード」という認識でいたほうが安全でしょう。