相場の見方もコロナ後で大きく変化してゆくべき

テクニカル指標を考える

現在もテクニカル指標が使われている理由

テクニカル指標が使われ続けている理由は単純だと思っています。

投資関連の情報を毎日配信しなければいけない事情のある人たちが、視覚的にわかりやすい、基準との比較ですぐに理解されやすいため、日々の情報のための材料にしているからです。

「200日移動平均線を終値が抜けた」などと、テレビで言っていたのを聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。毎日配信するのですから、当然、前日と同じ状況など山ほどあります。

テクニカル指標が意味を持つという2つの根拠

私が最初にテクニカル指標を目にしたのは、1990年代前半です。金融系の新聞に、当時、海外のアナリストが参考にしている指標として、いくつかのテクニカル指標が紹介されていました。

テクニカル指標では、値動きの変化の仕方を日柄と値幅、値位置に区分して、それぞれ、または複合的に調べることで、市場参加者の資産の増減、感情の変化からあらわれる行動パターンを探ります。そして、次に市場参加者がどう動くのかについて推測してゆきます。

このときは、私も参考にして、日々のデータを表計算ソフトに手入力し、いくつかの指標を作成することで、未来が断片的に見えてくるかのように感じていましたし、実際に役立っていました。

しかし、インターネットの普及と、コンピューターの進化、取引環境の変化によって、テクニカル指標を作成するための元データが、以前ほど、市場参加者の意思の反映されていないものになり、その結果、算出される数値の意味が失われています。

テクニカル指標が未来の値動きを予測するのに有効だと考えられる理由は、おおまかに2つあります。

参考記事

ニュースレター

メールアドレスをご登録いただくと、毎朝LIMOの更新情報をお届けいたします。

市場分析が得意な金融ライター
大学を卒業後、大手証券会社に入社。金融機関を退社後、資本市場の分析を得意とするライターとして独立。公開情報やデータをもとに分析をした、偏りのない記事を執筆してきている。