社会に大きな変革をもたらした今回のコロナ禍。未だ通常の生活が送れているとは言い難く、経済活動も大きく停滞しています。

外出自粛の影響による収入の減少で、自分の将来について心配になる人も多くいるのではないでしょうか。今回のコロナ禍をきっかけに、「お金のことについて調べた」、「ライフプランを見直しした」という方も少なくありません。

そこで、今回は将来もらえる年金について、国民年金、厚生年金がいくらもらえるかについて調べてみました。ライフプランを見直す上で参考にしていただければ幸いです。

厚生年金 はいくらもらえるか

令和元年12月に厚生労働省年金局が発表した「平成30年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、年齢別老齢年金受給権者数及び平均年金月額は下記の通りとなっています。

厚生年金保険(第1号)

60~64歳 平均年金月額 79,135円 (受給権者数:1,762,370人) 
65~69歳 平均年金月額 144,521円 (受給権者数:3,953,138人)
70~74歳 平均年金月額 146,813円 (受給権者数:3,657,905人)
75~79歳 平均年金月額 153,816円 (受給権者数:2,968,832人)

65 歳未満の平均年金月額が少ないのは、特別支給の老齢厚生年金の定額部分の支給開始年齢の引上げにより、主に定額部分のない報酬比例部分のみとなっているためです。

また、上記表では割愛しましたが、80~84歳は平均年金月額が161,663円、85~89歳は164,831円となっており、80歳台と70歳台、60歳台を比較すると、年金月額が徐々に減少していることがわかります。

国民年金はいくらもらえるか

次に国民年金を見ていきましょう。

国民年金は40年かけると、満額の年780,100円(月額約65,000円)を受け取ることができます。下記は世代別で国民年金を受給している人全体の平均です。

国民年金

60~64歳 平均年金月額 41,790円 (受給権者数:271,837人)
65~69歳 平均年金月額 56,831円 (受給権者数:7,959,326人)
70~74歳 平均年金月額 56,429円 (受給権者数:7,874,093人)
75~79歳 平均年金月額 55,972円 (受給権者数:6,689,076人)

65 歳未満の国民年金の受給権者は、繰上げ支給を選択した人です。繰り上げ支給により、年金額が減少しています。

全世代、概ね56,000円台で推移していますが、この傾向は、厚生年金と異なり、80歳台でも変わりません。

受け取り金額に関して言うと、国民年金は受給できる金額が、そもそも少ないのが特徴です。老後に必要と考える最低の月額生活費の平均は22万円ですから、およそ16万円程度が毎月不足する計算となります。

加入期間25年未満以下はいくらもらえるか

年金を受け取るために必要な保険料納付期間が25年でしたが、平成29年8月1日より、資格期間が10以上となれば、年金を受け取れるようになりました。これにより、今まで納付期間が足りず、受給できなかった人も受け取ることが可能となりました。

では、実際の年金額はいくらなのでしょうか。「男女別年金月額級別通算老齢年金・25年未満受給権者数」より、資格期間25年未満の受給者の割合を示しました

厚生年金保険(第1号)

総数:14,723,426人

年金月額 ~5万円未満 30.1% (443万4031人) 
年金月額 5万円以上~6万円未満 12.7% (187万6011人)
年金月額 6万円以上~7万円未満 17.8% (262万9755人) 
年金月額 7万円以上~8万円未満 17.7% (261万9886人) 
年金月額 8万円以上~9万円未満 11.4% (168万619人)  
年金月額 9万円以上~10万円未満 5.5%(81万2242人) 
年金月額 10万円以上 4.5% (67万882人) 

国民年金 

総数:94万5099人

年金月額 ~1万円未満 17.1% (16万1612人) 
年金月額 1万円以上~2万円未満 40.4% (38万1507人) 
年金月額 2万円以上~3万円未満 29.9% (28万2703人) 
年金月額 3万円以上~4万円未満 10.2% (9万6424人) 
年金月額 4万円以上~5万円未満 2.3% (2万1452人) 
年金月額 5万円以上~ 0.5% (1401人) 

厚生年金では月額6~8万円程度の年金を受給している人が多く、国民年金では1~3万円程度が多いようです。

いずれにせよ、老後の生活資金としては、随分心許ない感じがしますが、ライフスタイルは人それぞれです。この金額で心配な人は後納制度や任意加入制度を利用して、年金を追納することも可能ですので、検討してみるのも良いでしょう。

まとめにかえて

公的年金に関する問題は諸々ありますが、我々が長期でコツコツ積み立ててきた大切な資産です。老後の生活を支える手段の一つとして、多いに活用しましょう。

国民年金、厚生年金ともにライフスタイルの変化により、複雑化しています。ひとつの会社に勤めあげた人でも、生涯の賃金によって年金額は変動しますし、転職をしている人は更に複雑な計算をしなければいけません。

自分が受け取れる金額のおおよそを把握しつつ、iDeCoやNISAなどを活用しながら、老後の資産づくり考えてみるのもいいでしょう。

スマホOK!無料Webセミナー「お金の増やし方」「iDeCo/NISA始め方」他 [PR]

毎日開催/無料オンラインセミナー/たった30分/資産運用初心者向け/月2万円からしっかり資産作る/iDeCo・NISAどっち?/投信選び/保険見直し/スマホやPCで簡単参加/カメラoff/講師陣は大手金融機関出身者/もやもや解消&問題解決あり

◆無料セミナー詳細とお申込みはこちらをクリック <株式会社モニクルフィナンシャル主催>

 

参考資料