自家製モノに興味を示す人の中には、「自分でつくるほうが安くすませられる」と考えている人もいます。確かに自分でつくることで、買うよりも安くすむモノもありますが、つくるのにかかる手間・時間・費用を全部コストとして考えると、コスパが悪いケースが多々あるのではないでしょうか。

自家製の場合には、“どれだけこだわるか”によってもかかる費用が変わってきます。例えばベーグル一つつくるにしても、スーパーなどで手に入りやすい一般的なドライイーストを使うのではなく、天然酵母のものにこだわって取り寄せれば当然、材料費が高くなります。

とは言え、自分でつくるのが好きな人にとっては、つくるための手間・時間は「コスト」ではない。むしろ、「楽しい体験」として認識されているものと思います。つまり、自家製vs.市販品におけるコスパは、つくる人の価値観に大きく左右されるもの。そして、自粛期間中に手づくりブームが突如起きたように、空き時間のある・なしに影響される部分も大きいと言えそうです。

自家製と市販品を使い分けて賢く節約

コスパの判断は人それぞれとは言うものの、金銭的な面から考えるなら、明らかに手づくりすることで出費が抑えられるアイテムがあります。市販品も使いながら上手に自家製を取り入れているAさんの実践例をご紹介することにしましょう。