知りたいけど教えてくれない

また、相手のサバ読みになんとなく気づきながらもお互い不満はないという家庭もあれば、サバを読むどころか「一切相手に伝えない」という家庭もあるそう。専業主婦のRさんのご家庭では「生活費」として毎月渡される金額以外、お金のことはすべてご主人しか知らないといいます。

「夫は数字に強く頼りがいのある人なのですが、それだからか家計のことは一切私に携わらせてくれません。将来のプランなど質問しても『俺がやってるから大丈夫』としか言われなくて…。生活費はちゃんと理由を言えば出してもらえますが、子供の将来のためにどれくらいあるのかなど、親として私も知っていたいというのはあります。何回聞いても教えてくれないので、逆に何かあるのかと心配になることもあります」

Rさんの家庭のように、ご主人の年収・家の貯金額などを一切知らされていない奥さんの話をしばしば耳にします。「俺が信じられないのか」と言われてしまうとそれ以上は聞けないとのことですが、ご主人の感覚として「大丈夫」であってもそれは共通するものとは限らないので、将来が不安という方も多いようです。