4. 法律扶助

最初から信頼できる弁護士のところへ行き、法テラスの「民事法律扶助」を利用して無料で相談をすることも可能です。すでに信頼関係が築けているため、話が伝わりやすく、スムーズに解決に向かうことも少なくありません。

ただし、無料で相談する場合には、法テラスが定めている所得等の制限を下回る必要がありますし、法律扶助が利用できる弁護士事務所で相談する必要もあります。

法テラスの民事法律扶助には、無料相談のほか弁護士・司法書士費用の立替えを行う業務もありますが、手続きが頻雑で時間がかかるだけでなく、お金が振り込まれるまでに期間もかかるため、対応が難しい事務所もあるようです。

おわりに

法律の専門家である弁護士に相談したくても、初回の相談料が5,000円~1万円ほどすることも珍しくないため、つい躊躇(ちゅうちょ)してしまうという人も多いようです。

相談するお金がないからと、パートナーからのDVや職場でのパワハラ、セクハラなどから逃れられずにいるという人は、今回紹介した方法で専門家に無料相談してみてはどうでしょうか。無料相談だけでは解決することは難しくても、解決の糸口がみつかることは少なくないでしょう。

【参考資料】法テラス公式サイト

山内 良子