5月25日、緊急事態が全国で解除され、新型コロナウイルス感染症もいくらか落ち着いてきたように見えたのも束の間。人の移動が集中しやすい東京において、連日3桁を超える感染者が報告され、未だに落ち着いたとは到底いえない状況が続いています。

当面の間、不景気が続いたと想定した場合、資産運用はどのようにしていけばいいのでしょうか。今回は資産運用初心者を対象に、コロナ不況でやってはいけない4つのことをご紹介します。

株や投資信託を売却する

日経平均株価は、3月~5月上旬に比べれば徐々に戻りつつありますが、また急落する可能性もゼロではありません。コロナ禍で日経平均株価の変動が大きくなっている今、初心者ほど焦って売却を考えてしまいがちですが、株や投資信託を焦って売却することはおすすめしません。

特に「長期・つみたて・分散」に重きを置いた投資をしている方は、基準価額が下落した今こそ、たくさんの口数を購入するチャンスだと捉えましょう。

いくらか口数が増えたところで、今後基準価格が上昇していけばその分だけ損失から回復するのが早くなります。

リーマンショックを経験したことがある方にとっては当たり前のことかもしれませんが、ここ最近、とくに2018年に導入された「つみたてNISA」をきっかけに積立投資を始めた人にとっては今回がはじめての振れ幅となっているはず。

リーマンショック時のデータとはなりますが、長期的に経済は回復傾向をたどっていったことから、今回も焦って売却することなく冷静に状況を見るようにしましょう。