積立投資を中断する(極端に減額する)

多くの人が利用しているであろう「つみたてNISA」をはじめ、積立投資は「長期」を前提とした投資です。長期にわたって保有商品を運用することにより、ドルコスト平均法の恩恵を享受すると共に、複利効果を得ることができます。

そして、大抵の人は余裕資金を積立投資に回していることから、そのお金が今すぐ必要だということもないでしょう。

とすれば、何年か先の経済回復を待ちつつ、コツコツと今まで通り積立を行ったほうが結果として損を免れることに繋がります。

先行きが見えない経済状況下であれこれ考えてしまう気持ちは分かりますが、長期投資の効果を信じて、淡々と積立を継続してみてはいかがでしょうか。

また、国内外の株式や債権、不動産や金などさまざまな資産に対し、分散して投資するようにしましょう。分散投資をすることで、ひとつの資産が仮に暴落したとしても、他のものでカバーすることができます。

とはいえ、そもそもの手取りが減ってしまっている場合には、今一度、投資金額を見直し無理のない範囲で積立投資額を設定し直すことをおすすめします。

値上がりしている株を買う

株価が下落する企業がある一方で、コロナ禍を逆手に取り株価を大きく上昇させた企業も存在します。

今がチャンスと株式を購入したくなる気持ちも分かりますが、短絡的な株価の上昇に乗じて株式を購入することは避けたほうが無難です。コロナ不況がすべて落ち着き、徐々に元の生活が戻り始めたころ、その株価が引き続き上昇傾向をたどるとは限りません。

また、市場が大きく混乱していることから予測が難しく、投資初心者が軽い気持ちで株式を購入することはかえってリスクのある行動だともいえるでしょう。